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バイシクル エコロジー ジャパン


by bicology-jp
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自転車が歩道通行????


次期国会の道路交通法改正の警察庁のパブリックコメントのページ
http://www.npa.go.jp/comment/kouki2/20061229.pdf

問題は9ページから10ページの(改正内容全部ではない)「自転車を原則車道通行」から「原則歩道通行」へと変更というところ。
BEJの活動定義の1つ「シェアライド」をいまこそ強く訴えていきます!


疋田智さんのメルマガに詳細があります。
http://www.melma.com/backnumber_16703/



世界の流れからも逆行するオカシイ法案に反対のパブリックコメントを送りましょう!


締め切りが1月28日(日)まで!

送付先アドレス(交通局)
koutsukyoku@npa.go.jp
※件名にパブリックコメントと必ず記入

または
〒100−8974
郵送東京都千代田区霞が関2−1−2 意見提出先 警察庁交通局交通企画課法令係 パブリックコメント担当
FAX 03−3593−2375
※1枚目にパブリックコメントと必ず記入

ここから下をコピペでメールへ貼り付けて送付
(コピペでなくてももちろんOKです)

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道路交通法改正試案(以下、本試案とする)の中、「3 自転車利用者対策の推進

(1)通行区分の明確化」の全面削除を求めます。

該当項目は、自転車の車道通行の原則維持、無秩序な歩道通行の是正などが強調されていますが、現行法の維持に過ぎず、法改正の名に値しないものです。

当該項目の内容骨子は「自転車の歩道通行の条件を拡大し、その要件を法律で定めること」でありこれは国民の福祉および日本の国益に明らかに反するもので、全面的な削除を求めます。

その理由は下記の通りです。

●自転車対歩行者の事故が10年で4.6倍と急増している状況で、その解決法を、自転車の歩道通行の条件緩和に求めるのは、矛盾するものです。

●現状においても自転車の歩道使用状況は「無秩序な」状態にも関わらず、自転車の歩道通行の条件を緩和すれば、無秩序さは助長され、歩行者の危険が増えることは目に見えています。

現実に警察官の乗車する自転車が、無秩序に歩道を走る現状では「警察官等が危険だと判断した場合には、歩道から下りなくてはならない(指示に違反した場合には、処罰の対象となります)」等の措置の実効性は、全く期待できないものです。

●歩道利用者の高齢化が進むなかで、自転車が歩道を走ることを助長する「自転車の歩道通行の条件の緩和」は、事故を誘発することに繋がり、国民の福祉を損ねることになります。

●障害者(中でも視覚障害者)にとっては、歩道を走る自転車は多大な脅威であり、それを助長することは断じて許されません。

●環境問題という観点から見ると、自転車はスピーディに移動する権利を有し、クルマの機能の一部を代替する交通手段となり得なくてはなりません。危険な道路であるのなら、危険でない道路にするべきです。

その点、本試案が「踏まえ」ることとする「提言」中の<第4-2-4「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止することなどの措置を講ずること」>は、恣意的に「特に危険な場合」が決められてしまう可能性を孕み、自転車の走行を大いに阻害し、結果として、さらなる環境悪化を呼ぶことが懸念されます。

これは世界の潮流にあからさまに逆行するもので、環境に対する悪影響だけでなく、国際社会においての日本の国益を大いに損ねるものです。

●本試案は、道路シェアの再構築という問題にはまったく言及されず、道路行政のさらなる混乱を招くものであるのみならず、過度のクルマ依存社会をさらに助長するものです。

●本試案にある「自転車の原則、車道通行」「自転車の歩道通行が言わば無秩序になされている状況」などについての是正措置は、現行法で十分対応可能であり、法を改正する意味がまったく認められません。

●本試案が「踏まえ」ることとしている「自転車の安全利用の促進に関する提言」は、わずか6ヶ月、わずか6回の会合で提出されたものでしかなく、交通行政、中でも自転車行政に対しての深い思索、真摯な取り組みに、明らかに欠けていると言わざるを得ません。

●およそ30年間続いた実質上の自転車歩道政策により、我が国においては、車道を児童、高齢者などが自転車通行するのが困難になりました。

ですが、そのことは今後、欧米諸国のように、自転車レーンの整備などで対処、補完するべき事柄であり、本来的な歩道通行の緩和の要件にはなり得ません。

歩道は歩行者のもの。これが基本です。

自転車は本来車道を走るものであり、車道での自転車の危険性を下げるには、自転車用の通行レーンを作ることです。

とりあえずは車道に白線を引くなどのコストで実現できるわけです。

いずれにせよ、今法改正の当該箇所「3 自転車利用者対策の推進(1)通行区分の明確化」は、浅慮に基づくものであり、自転車問題をより悪化させるものと断じざるを得ず、法案とするに値しないものです。

少なくとも、本試案の該当部分を削除し、現行法を維持する中、我が国の交通のより良き未来を作るべく、新たな法整備、インフラ整備への相応の努力をすることこそが急務であると考えます。


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Kuni
by bicology-jp | 2007-01-28 00:02 | Bicycle News